住み始めてから後悔しない為に…
「どんな家をつくればいいの?」
そんな疑問に答える、住み始めてから後悔しない為の『家の豆知識』です。
どの会社で建てる場合でもきっと役に立ちます。ぜひ読んでおいて下さいね。
家づくりをするときに気をつけなければいけないことは、
いかにメンテナンスの楽な品物を選択するかということです。
私が自分の家を作るときは、
今販売されている商品の中で、一番メンテナンスの楽なものを選びたい。
そう考えています。
「日曜大工なんてできない」
「休日にペンキの缶を買いに行かなければならないようなのはイヤだ!」
「また、住んでから何年もしないのにリフォームなんて!」
そう思われる方、ぜひお読み下さい。きっとお役に立つはずです。
では、いったいどのようなところに気をつけていけばいいのかをピックアップしてみましょう。
外部に使用する材料は、全て耐久性のあるものを。
例えば、屋根や外壁が大丈夫でも、樋(とい)や軒裏の天井が劣化してくると、
そのために足場工事が必要になり、多額の補修費用が必要になってきます。
全てにおいて、長期間安心な材料を選定したいですね。
現場での塗装作業に注意。(ペンキ屋さんごめんなさい)
現場による塗装作業は施工時の天候や状況によって、結果が大きく変わります。
耐久性にも劣り、特に外部に面したところでは、
塗装面が「チョーキング」と呼ばれる粉が吹いたような状態になり、
早ければ3〜5年で再塗装の必要が出て来ます。
できれば工場で塗装したものを使用したいものです。
では、どんなものが良いでしょうか?
屋根材
やはり、屋根には陶器瓦が良いでしょう。
石綿スレートやコンクリート瓦と比べて多少費用は高価という印象がありますが、
意外と安く使うことができるのです。
カラーベストなどと比べて、倍ぐらいしますが、
対応年数が10〜15年のところ、25〜30年はもちます。
当社の場合も陶器瓦はオプションになりますが、このオプションのみ皆様にお勧めしております。
外壁
外壁で長持ちするものは…?
やっぱりタイルでしょうか。
でも、全面タイル貼りは高くて、なかなか手がだしにくいものです。
それ以外でよく使われているもの。
ココではサイディングについてお話してみましょう。
外壁サイディングを使う場合はやはり10年保証材。
工法は釘打ちではなく、引っ掛け金具工法が良いでしょう。
なぜなら、釘打ちでは、材料の端が割れてくる現象が起きることがあります。
厚みも15(16)ミリ以上が良いでしょう。
なぜかと申しますと、
15(16)ミリ以下では、10年保証材がない。
15(16)ミリ以下では、引っ掛け金具工法が使えない。
15(16)ミリ以上の材料は、柄が変わるだけで、性能に大きな違いはありません。
ただ、材料を選ぶときは注意が必要です。
例えば、1階が15(16)ミリで、2階が12ミリの場合はどうでしょうか?
1階部分の材料が長持ちしたところで、2階のサイディング材が劣化してきたとしたら、
やはり、その場合も建物全部に足場工事が必要になってきます。
つまり、外壁だけでなく、建物の一番弱いところで何年持つのか?
ここに注意をしてください。
樋(とい、トユともいいます)
さて、見過ごされがちなものが樋です。
樋にもいろいろな種類がありますが、大きく分けて、
プラスチックだけで出来ている。
スチールの芯が入っているもの。
の二種類に分けられます。
スチール芯の入っているタイプは耐候性、耐久性、耐衝撃性、耐伸縮性について非常に強く、
過去に中部地方を襲った台風7号の際、被害がゼロでした。
これも同じく、樋だけが壊れても、足場工事が必要になります。
外壁レベル以上の耐久性が求められます。
「樋なんてみんな同じかと思ってた」というお話をよく耳にします。
屋根や外壁は目立つので業者さんも必死になって説明するのですが、樋や軒裏天井については見過ごされがちです。
こんなところこそ気をつけたいですね。
軒下天井
セールスポイントとしての魅力が無いのが、
樋と同じく軒下の天井材にはあまり注意が払われないようです。
白いボードを釘打ちしてペンキ塗りという住宅がほとんどです。
しかし、他の部材と同じように、これも高耐候性のものが良いでしょう。
結局、何が言いたいのかというと、
「大切な家を包む全ての材料が、同じく長持ちするものを選びましょう。」ということなんです。
もちろん、好みもありますし、ここに挙げた材料が一番と言い切っているわけではありません。
しかし、なるべくなら長持ちして欲しい。
住宅ローンがまだたっぷり残っているのに、リフォームでローンを組むなんて…そう思いたくはないですよね。
その他、建物を長持ちさせるポイントはたくさん有り過ぎます。
まだまだここだけではご紹介しきれません。
少しでも疑問に感じることなどがあれば、お気軽に友治工務店までお尋ね下さい。
私どもが責任をもってお答え致します。